【ネタバレ】「メリー・ポピンズ リターンズ」が100倍ハッピーになる20のトリビア
“ディズニー史上最高のハッピー”と称され、ヒットを記録中の「メリー・ポピンズ リターンズ」。
主演のエミリー・ブラント、共演のメリル・ストリープ、監督のロブ・マーシャルが、「イントゥ・ザ・ウッズ」以来のタッグを組んでいるほか、同作のキャスト・スタッフが多く参加しています。
「メリー・ポピンズ」から数えて約54年ぶりの続編となったわけですが、前作キャストのカメオ出演もたくさん。いろんな世代に感動を巻き起こす今作だからこそ、たくさんの面白いトリビアがありました。
- 1. 1.主演女優は“妊娠中”にオファーを受ける
- 2. 2. 90歳を超えるディック・バン・ダイクのダンス
- 3. 3.手描きアニメーションへのこだわり
- 4. 4.ジュリー・アンドリュースの本作への評価
- 5. 5.末っ子ジョージーの歯が…
- 6. 6.タイトルカードへのオマージュ
- 7. 7.人気楽曲「Trip a Little Light Fantastic」のシーン
- 8. 8.家政婦エレン役のジュリー・ウォルターズは…
- 9. 9.エミリー・ブラントとメリル・ストリープの役が逆
- 10. 10.歌唱シーンは音楽と歌が別々で録音
- 11. 11.新旧のジェーン・バンクス役女優が対面
- 12. 12.アニメーション制作には70人以上が参加
- 13. 13. 2007年の「魔法にかけられて」以来
- 14. 14.映画が始まって20分間経過しないと…
- 15. 15.「マンマ・ミーア」の3人が集結
- 16. 16. 448のオリジナルコスチューム
- 17. 17.メリー・ポピンズ役に噂されていた女優
- 18. 18.思い出深いテディベア
- 19. 19.「シンデレラ」以来の参加
- 20. 20.実は親戚関係にあるキャスト
1.主演女優は“妊娠中”にオファーを受ける
前作「メリー・ポピンズ」の脚本が書かれたとき、ウォルト・ディズニー自身がメリー・ポピンズ役に「サウンド・オブ・ミュージック」などのジュリー・アンドリュースにオファーしたが、彼女は妊娠中だったため、オファーを一度断っている。その後、熱意が実り、アンドリュースは出演することになった。
さらに今回、エミリー・ブラントも妊娠中にオファーを受けた。新旧の主演女優は、妊娠中にオファーを受けたという共通点がある。一方でアンドリュースは、バルーンレディとしてカメオ出演しないかとラブコールを受けたが、「これはエミリーの作品であり、私自身もそうであってほしい」と断っている。結果、バルーンレディには1作目のメリー・ポピンズ役の候補として名が出ていた、アンジェラ・ランズベリーに決まった。
2. 90歳を超えるディック・バン・ダイクのダンス
彼はダンスシーンで、4つの振り付けを提案された。4段階の難易度にわかれているものだ。90歳を超える彼は、最も難しいダンスのルーティンを彼は選び、誰の助けも受けず撮影を乗り切った。
3.手描きアニメーションへのこだわり
メリー・ポピンズがバンクスの子どもたちをアドベンチャーにつれていく幻想的なシーンにおいて、ロブ・マーシャル監督は、伝統的な手描きアニメーションを使うことを決めた。それは、彼が観客に1作目を連想し、ノスタルジーを感じてもらおうと考えたから。一方でディズニー側はコンピューターアニメーションを使いたがっていた。監督はディズニー側に手描きでやりたいと強く抗議し、最終的に許可を得た。
4.ジュリー・アンドリュースの本作への評価
前作主演のジュリー・アンドリュースは、エミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じることを「Wonderful」と評価。ブラントは、その太鼓判に対して「Lovely」と返している。またブラントは、アンドリュースの評価を聞いて涙したという。
5.末っ子ジョージーの歯が…
バンクス家の末っ子ジョージーを演じた子役ジョエル・ドーソン。撮影中に乳歯が抜け落ちてしまったため、期間中ずっと、差し歯をしてた。
スマホの通信制限でお悩みの方必見!【SoftBank Air】6.タイトルカードへのオマージュ
オープニングで表示されるタイトルが、チョークで書かれたようなデザインになっている。これはオリジナルの『メリー・ポピンズ』のオマージュである。
7.人気楽曲「Trip a Little Light Fantastic」のシーン
撮影に2週間を要している。50人以上のダンサーが同じスクリーンに入っていたこともある大掛かりな撮影となった。
8.家政婦エレン役のジュリー・ウォルターズは…
家政婦エレン役を務めたのは、「ハリー・ポッター」シリーズでモリー・ウィーズリーを演じた英女優ジュリー・ウォルターズ。なんと彼女は、キャリアでずっと、ジュリー・アンドリュースと間違え続けられていた。街で間違って声をかけられることが続き、ファンに「人違いだ」と言い出せなかったため、アンドリュースのサインを真似て書いていたそう。「Supercalifragilisticexpialidocious」とサインに書いてあげたこともあるらしい。
9.エミリー・ブラントとメリル・ストリープの役が逆
エミリー・ブラントとメリル・ストリープは、「プラダを着た悪魔」「イントゥ・ザ・ウッズ」に続き3度目の共演。今作では、彼女たちの役柄が逆になっており、ブラントが主演、ストリープが助演に回っている。
10.歌唱シーンは音楽と歌が別々で録音
歌唱シーンにおいては、歌と演奏は別々に録音されている。しかし撮影では、俳優たちがセットで実際に歌っており、だからこそ歌のシーンには生命力が宿っている。
11.新旧のジェーン・バンクス役女優が対面
マイケルの姉ジェーン・バンクスを演じたのは、声が魅力的な英女優エミリー・モーティマー。彼女は、撮影中にカレン・ドートリスに会うことができた。ドートリスは1作目のジェーンを演じており、今作ではカメオ出演。新旧のジェーンが顔をそろえ、現場に美しい時間が流れた。
12.アニメーション制作には70人以上が参加
1作目と同様に、今回は実写と手描きアニメーションが融合。アニメーションのスーパーバイザーは、ジム・キャポビアンコ(「レミーのおいしいレストラン」の原案者)とケン・ダンカン(「ヘラクレス」の作画監督)が担当した。
制作には70人以上のアニメーターが関わっており、そのうちの何人かは、すでにリタイアした人たちだった。リタイアした人たちは、16カ月間、デザインとクリエイトに雇われていた。アニメーターたちはウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオやピクサーなどからやってきており、2Dの手描きアニメを手がけた。鉛筆と紙とスキャナーで作業し、パソコンで彩色などの仕上げを施した。
また、キャラクターデザイナーは、ジェームズ・ウッズとジェームズ・バクスター。今回は、1作目の“ペンギン”のリデザインに携わっている。
13. 2007年の「魔法にかけられて」以来
ディズニーにおいて実写とアニメの融合は、2007年の「魔法にかけられて」以来、初めての作品。縮小傾向にあるこの手法だが、前述の通り、ロブ・マーシャル監督は前作へのオマージュのため、強い情熱をもって採用している。
14.映画が始まって20分間経過しないと…
映画が始まって20分間経過しないと、主演のエミリー・ブラントが登場しない。
15.「マンマ・ミーア」の3人が集結
「マンマ・ミーア」でも共演したメリル・ストリープ、コリン・ファース、ジュリー・ウォルターズが、今作でも再共演している。ファンにとって嬉しいシークエンスが満載。
スマホの通信制限でお悩みの方必見!【SoftBank Air】16. 448のオリジナルコスチューム
コスチュームは448個用意されており、トプシー役のメリル・ストリープの衣装が最も制作に時間がかかっている。衣装部の8人が5週間かけ、正面のデザインをてがけた。さらに、それを6パターンも作らなければいけなかった。
17.メリー・ポピンズ役に噂されていた女優
エミリー・ブラントより前に、ケイト・ブランシェットやブレイク・ライブリーの起用が噂されていた。
18.思い出深いテディベア
メリー・ポピンズがジョン(ナサニエル・サレー)にテディベアを手渡すシーン。このテディベアはサレー自身の私物であり、彼の祖母と大叔母が編んだもの。祖母と大叔母はともに映画公開前になくなっており、それだけにサレーにとって非常に思い入れが深いシーンとなった。
19.「シンデレラ」以来の参加
衣装を手がけたサンディ・パウエルは、2度目のディズニー作品参加。1作目は「シンデレラ」。
20.実は親戚関係にあるキャスト
ディック・バン・ダイクとコリン・ファースは、実際に親戚関係にある。ファースが甥。
都内在住のライター・編集者・映画評論家・マーケター。新卒で入社した広告会社を2年ほどで転職、現在は大手WEBメディアで活動中。好きな映画は、ベタに「エターナル・サンシャイン」「アベンジャーズ エンドゲーム」など。
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