【ネタバレ】「五等分の花嫁∽」何を描く?前編は五つ子×風太郎、後編は四葉

2023年8月16日

 映画「五等分の花嫁∽」は、人気アニメ「五等分の花嫁」の新たな物語を描いた作品です。

 本作は、前編と後編の二部構成ともいえる内容となっており、原作の未アニメ化エピソードが描かれています。前編では五つ子姉妹と上杉風太郎の日常と交流が、後編では特に中野四葉との物語が深く掘り下げられます。

 それぞれのエピソードがどのように描かれ、どのように視聴者の心を動かすのか、詳細な解説を通じてご紹介します。

【映画「五等分の花嫁∽」の魅力と見どころ】

 「五等分の花嫁∽」は、春場ねぎの人気コミック「五等分の花嫁」を原作としたアニメーション映画です。2023年夏に劇場公開され、これまでのアニメシリーズでは描かれなかった原作エピソードを映像化し、五つ子姉妹それぞれの知られざる思いを描き出すという見どころがあります。

●あらすじ

 映画の主人公は、勉強嫌いで落第寸前に陥った五つ子姉妹を、家庭教師として卒業まで導くべく奮闘する貧乏高校生・上杉風太郎です。高校生活も残り半年となり、彼らにとって最後の夏休みが始まろうとしていました。風太郎は受験勉強に専念するため、夏休み中は家庭教師のアルバイトを休むことに。風太郎に会えないことを悲しむ五つ子たちのもとに、突然風太郎から電話が掛かってくるという展開が待っています。

●スタッフ・キャスト

上杉風太郎:松岡禎丞
中野一花:花澤香菜
中野二乃:竹達彩奈
中野三玖:伊藤美来
中野四葉:佐倉綾音
中野五月:水瀬いのり

【映画「五等分の花嫁∽」ネタバレあらすじ】

 映画は、原作の未アニメ化エピソードを描いており、風太郎と五つ子たちの日常と恋愛模様が描かれています。前編・後編ともいえる構成で、前編では五つ子姉妹と上杉風太郎の日常と交流が、後編では特に中野四葉との物語が深く掘り下げられます。

 物語は上杉風太郎と中野二乃が店長の入院先に行くエピソードからスタート。ニ乃は風太郎に対してわざと冷たく接し、風太郎を心配にさせることに喜びを感じます。

 次に、社長の娘・菊ちゃんとおままごとをするエピソードも。風太郎は母親がいない菊ちゃんに対して優しく接し、菊ちゃんに母親ができたと言っています。このシーンでは、風太郎の優しさと三玖の照れる姿が描かれています。

 その後、風太郎と妹のらいはが海に行った後、五つ子とプールに行くエピソードが描かれます。ウォータースライダーの場面では、風太郎と五月が一緒に乗り、五月が風太郎の手を握るという描写があります。

 最後に、中野四葉がブランコに乗るシーンが描かれます。ブランコの鎖と心を閉ざす鎖についての二重の意味が象徴され、四葉の複雑な心境が映し出されます。

【映画「五等分の花嫁∽」ネタバレ感想】

 上映時間が60分ちょっと。前作「映画 五等分の花嫁」で物語としては完結しており、そのため本作は外伝的な位置づけとなっています。ストーリーらしいストーリーは皆無、という評判も聞こえてくるので、長らく応援してくれたファンに向け、最後のお別れという向きが強いのではないでしょうか。

 というわけで、アニメシリーズや映画作品などに触れているファンは楽しめるはず。ファンならば観たほうがいい、逆にファンでないならば、本作を入門とするにはやや厳しいと言えます。

 とはいえ、現在はNetflixやAmazon Prime Videoなどの配信で過去作は観られるので、一気見してから本作を観る、という“後発のファンならではの楽しみ方”が可能でもあります。ビジュアルや雰囲気から、ちょっとでも気になる人は見る方はそちらを参考にされることをお勧めします。

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