社会現象的大ヒット間違いなし! 2019年公開の“見るべき映画”【2月編】

2019年2月12日

 2018年11月に公開された映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、興行収入100億円突破と、誰もが予想だにしなかった社会現象的ヒットを記録中です。2019年は、果たしてどんな映画が大ヒットを飛ばすのでしょうか?

 1月編に続いて、2月編、始めます。

※1月編はこちら

「メリー・ポピンズ リターンズ」(2月1日公開)

 1964年公開の名作ディズニー映画「メリー・ポピンズ」の、約55年ぶりとなる続編。前作から20年後、金銭的に大ピンチとなったバンクス家に再びやってきた“ほぼ完璧な魔法使い”ことメリー・ポピンズが、美しい魔法で人生を楽しむことを伝えていきます。

 メリー・ポピンズ役のエミリー・ブラントをはじめベン・ウィショー、コリン・ファース、メリル・ストリープら超豪華キャストに加え、ブロードウェイミュージカルのスターであるリン=マニュエル・ミランダも共演。監督は「シカゴ」「NINE」などを手がけてきたロブ・マーシャルで、心踊るミュージカルシーンや、かつてのディズニー映画によく見られた“実写とアニメが融合した”独特の映像を創出しています。“ディズニー史上最高のハッピー”と銘打たれる物語がどこまでの広がりを見せるか、期待です。

「ゴッズ・オウン・カントリー」(2月2日公開)

「神の恵みの地」と呼ばれるヨークシャーを舞台に、大自然の中で求め合う2人の孤独な青年の愛の行方を描き、英国アカデミー賞にノミネートされた映画。批評家サイト「Rotten Tomatoes」では99%フレッシュを獲得し、2018年7月に日本で開催された「レインボーリール東京 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」では、2度の上映回がすべて完売するなど、大きな話題をさらいました。

にも関わらず、日本での配給会社は長らく決まらず……。昨年12月にシネマート新宿など特集上映が行われた際に、チケット完売が続出し“鑑賞したくてもチケットが入手できない”ほどの異例の反響を見せたことで、ようやく配給会社が決定しました。

 特集上映時の観客アンケートでは、「こんな“スーパーダーリン”(パートナーを心底愛するハイスペック男子)に癒されたい」などの感想が寄せられたとのこと。確かに刻まれる愛の物語に、胸が締め付けられること間違いありません。

「アクアマン」(2月8日公開)

 「ジャスティス・リーグ」にも参加したDCヒーローで、海洋生物を味方に戦う“アクアマン”の活躍を描きます。世界興収は、すでに10億9000万ドル(1ドル=109円換算で約1188億1000万円)を突破。DC映画史上No.1となる、世界的大ヒットを記録している同作が、ついに日本で公開されます。

 ヒゲモジャで上裸のおっさんが主人公と、日本ではまったくヒットする匂いがしないわけですが、「見ればわかる、すごい映画やん」となること必至です。“人類未体験”と称される水中でのバトルが、ガチのマジですごすぎる。あまりにもアツすぎるストーリー、あまりにもカタルシスに満ちたバトル、あまりにも美しい宝石のような海中の映像……。1秒たりとも、面白くないシーンがありません。

 スクリーンXやMX4D、4DXなど、特殊フォーマットでも上映されます。「ボヘミアン・ラプソディ」と同じように、フォーマットを比較するため、何度も劇場に足を運ぶ観客が続出しそうです。

「THE GUILTY ギルティ」(2月22日公開)

 第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、アメリカの辛口批評家サイト「Rotten Tomatoes」で満足度100%を達成したサスペンス・スリラー。緊急通報司令室のオペレーターが主人公で、「電話の音声だけをヒントに誘拐事件を解決する」という形で物語は進んでいきます。

 緊急通報司令室オペレーターのホルムは、1本の電話を受けます。それは、「今まさに誘拐されている」という女性からの電話でした。受話器から聞こえる息づかいや物音、車の発信音だけを手がかりに、果たしてホルムは女性を助けられるのか……。司令室のみで展開するスリリングなその手法は、まさに“衝撃的”の一言。物語のネタバレは一切できないので、ぜひ映画館に行き、心底驚いてください!

「翔んで埼玉」(2月22日公開)

 魔夜峰央氏が埼玉県を徹底的に「なにもないド田舎」だとしてディスりまくり、大きな話題をさらった人気漫画を映画化。二階堂ふみが男性役、GACKTが高校生役を演じるなど、主演2人の設定からして破壊力抜群です。なにより、全編を貫く埼玉ディスりのオンパレード。どのくらいディスられているかというと、ともかく予告編をご覧ください。

 群馬へのとばっちりもひどく、あたかも「ジュラシック・ワールド」のような世界として描かれるなど、田舎を通り越して原始時代のような扱いをされています。一流の人たちがバカになって、本気で作ったバカ映画。1ミリの隙もなくバカなシーンが津波のように押し寄せてきますので、「最近笑ってないな」という人は、ぜひ。