大倉忠義×成田凌で人気漫画「窮鼠はチーズの夢を見る」が実写映画化!

 水城せとな氏による漫画「窮鼠はチーズの夢を見る」「爼上の鯉は二度跳ねる」が、「窮鼠はチーズの夢を見る」のタイトルで実写映画化されることが決定しました! 公開は2020年。

 「関ジャニ∞」のドラマーとしても活躍する大倉忠義さんが、「100回泣くこと」以来、約6年ぶりに映画単独主演を果たし、急速な進化を遂げる「君の名は。」「愛がなんだ」などの成田凌さんが共演。メガホンをとるのは、「世界の中心で、愛をさけぶ」「ナラタージュ」など日本を代表する“恋愛映画の名手”行定勲さんで、脚本は行定監督と多くタッグを組む堀泉杏さんが執筆します。

 愛してしまってはいけないとわかりながらも、否応なく熱情の渦に巻き込まれていく2人の男性の恋。時に切なく、時に繊細に、時に狂おしく大胆に表現していきます。

 実写化に対するファンの反響はこちら。

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あらすじ

 広告代理店に勤める大伴恭一は優柔不断な性格が災いし、不倫を繰り返してきた。ある日彼の前に妻から派遣された浮気調査員として現れたのは、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉だった。不倫の事実を隠す代わりに突きつけてきた条件は、「カラダと引き換えに」という信じられないものだった……。はじめは拒絶していた恭一だったが、7年間一途に想い続けてきたという今ヶ瀬のペースに乗せられ、やがて彼と過ごす時間が心地よくなっていくのだが……。

見どころ

 原作は、小学館の「NIGHTY Judy」に掲載され、多くの女性から支持を得たコミック。人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描く一方で、その心理描写が圧倒的な共感を呼んだ傑作です。

 初共演の大倉さん&成田さんが、同性愛という関係性や、理性と本能の狭間でうごめく様子など、どのようなアンサンブルで表現してくれるのでしょうか。また、原作にはリアルな性描写もありますので、そこもひとつの見どころとなりそうです。

 そして「ナラタージュ」では儚く不条理な愛情を、抑えられた色調で淡々と描くことで、逆説的なドラマ性を付与した行定監督が、この物語ではどのような一面を見せてくれるのでしょうか。

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優柔不断な主人公・大伴恭一役は大倉忠義さん

 学生時代から「自分を愛してくれる女性」と付き合い、受け身の恋愛ばかりを繰り返してきたが、今ヶ瀬の一途な思いに突き動かされ、やがて胸を締め付ける“恋の痛み”を味わっていく役どころ。そのセクシーな表情と佇まいで、魅力たっぷりに演じていきます

プロフィール
1985年5月16日生まれ、大阪府出身。
2004年、関ジャニ∞としてCDデビュー。2013年、『100回泣くこと』(廣木隆一監督)で映画単独初主演を果たす。近年の出演作に、映画『クローバー』(14/古澤健監督)、『疾風ロンド』(16/吉田照幸監督)、テレビドラマ「Dr.DMAT」(14/TBS)、「ドS刑事」(15/NTV)、「モンテ・クリスト伯 −華麗なる復讐−」(18/CX)、舞台「蜘蛛女のキス」(17)などグループ活動と両立しながら、俳優としても幅広く活躍。
また「オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん」(ニッポン放送)でラジオパーソナリティーを務める。

コメント
素直に、とてもピュアなラブストーリーだと思いました。もちろん衝撃を受けましたが、恋に落ちるきっかけというのは、誰にも分からないものだなと。行定組でのお芝居は大きなプレッシャーがありますが、とても贅沢な時間だと思うので、堪能したいと思います。成田さんと初めて共演させていただきますが、お互いすんなり入っていけそうな気がして楽しみです。人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います。

恭一を一途に思い続ける今ヶ瀬渉役は成田凌さん

 NHKドラマ「ふれなばおちん」や、映画「愛がなんだ」などに出演した人気若手俳優ですが、独特の色気と、自然さを突き詰めた心地よい演技力が非常に魅力的です。どのように今ヶ瀬の心情を体現するのか、期待が高まります。

プロフィール
1993年11月22日生まれ、埼玉県出身。
2013年より、「MEN’S NON-NO」(集英社)の専属モデルとして活動。14年、フジテレビNEXT smartオリジナルドラマ「FLASHBACK」に主演し、俳優デビュー。近年の出演作に、『キセキ −あの日のソビト−』(17/兼重淳)、『ニワトリ★スター』(18/かなた狼監督)、『劇場版コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』(18/西浦正記監督)、『ここは退屈迎えに来て』(18/廣木隆一監督)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(18/三島有紀子監督)、『スマホを落としただけなのに』(18/中田秀夫監督)、『チワワちゃん』(19/二宮健監督)などがある。また、『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督)、『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)、『カツベン!(仮)』(19/周防正行監督)などの公開が控えている。

コメント
セリフの一言一言がとても繊細で、どう表現していくか、とてもやりがいがある作品だと感じました。
現場に入り、大倉さんと対峙しないと見えてこない感情はきっとあると思いますが、今ヶ瀬という役に自分がどう寄り添えるか、今から胸が膨らみますし、心のスイッチが入りました。きっと、誰にとっても共感してもらえる恋愛が描けると思います。行定組の一員として、丁寧に一生懸命に作っていくので、観て頂く方それぞれが自由に楽しんでもらえたら嬉しいです。

メガホンは「セカチュー」などの行定監督

プロフィール
1968年生まれ、熊本県出身。長編第一作『ひまわり』(00)で、第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(01)では、第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ数々の映画賞を総なめにし、一躍脚光を浴びる。また『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)は同年邦画1位の大ヒットを記録し社会現象となった。以降、『北の零年』(05)、『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)、『今度は愛妻家』(10)、『パレード』(10/第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『円卓』(14) 、『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、故郷・熊本を舞台に撮影した『うつくしいひと』(16)、日活ロマンポルノリブート『ジムノペディに乱れる』(16)、『うつくしいひと サバ?』(17)、『ナラタージュ』(17)、『リバーズ・エッジ』(18/第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)など多数ある。また映画に留まらず「趣味の部屋」(13.15)、「ブエノスアイレス午前零時」(14)、「タンゴ・冬の終わりに」(15)などの舞台演出も手掛け16年、毎日芸術賞 演劇部門寄託賞の第18回千田是也賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

コメント
男と男の性愛を区別することなくリベラルに描く原作の在り方と、深い共感を得るセリフの素晴らしさに感銘を受けました。
マイノリティの人が受ける社会の偏見や苦悩に焦点を当てるだけでなく、人と人がぶつかり合う激しくも切ない個人の物語に惹かれ映画化を切望しました。これは、人を受け入れることについての映画になると思います。大倉忠義と成田凌は、私が撮りたいと思っていた俳優たちです。私の新たな恋愛映画への挑戦は、二人の持つ男の繊細さと色気で今までにない映画に昇華されることを確信しています。私はラブストーリーをいくつも作ってきましたが、これまでとは違う新しい愛のカタチに期待してください。