新井浩文さんの出演映画71本をまとめて紹介

「泣き虫しょったんの奇跡」出演シーン

 2月1日に逮捕された、俳優の新井浩文さん。報道では、彼が出演した130本のコンテンツが“消える”とされています。

 どんな作品があったのか……。ここでは、新井さんがクレジットされていた映画を、年代別に列挙します。その数は71本で、豊田利晃監督、木村大作監督、大根仁監督、大森立嗣監督、福田雄一監督に重宝されていたことがよくわかります。共演では、松田龍平さんが多いようです。

 記事を書くなかで、「あれにも出てたのか!」「この名作が闇に葬られるのか?」と残念な気分に苛まれました。私だけがこんな気分になるのはムカつくので、ぜひ読者の皆様にも同じ気持ちを味わってほしいです。最後まで読んでください…。

2019年公開作(現時点で2本)

・「善悪の屑」(林遣都とのW主演、白石晃士監督)

・「台風家族」(草なぎ剛主演、市井昌秀監督)

2018年公開作(4本)

・「散り椿」(岡田准一主演、木村大作監督)

・「泣き虫しょったんの奇跡」(松田龍平主演、豊田利晃監督)

・「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(篠原涼子主演、大根仁監督)

・「クソ野郎と美しき世界」(草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾主演のオムニバス映画)

2017年公開作(5本)

・「犬猿」(窪田正孝、江上敬子、筧美和子共演、吉田恵輔監督)

・「斉木楠雄のΨ難」(山崎賢人主演、福田雄一監督)

・「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(妻夫木聡、水原希子主演、大根仁監督)

・「銀魂」(小栗旬主演、福田雄一監督)

・「ブルーハーツが聴こえる」(斎藤工ら主演のオムニバス映画)

2016年公開作(6本)

・「エミアビのはじまりとはじまり」(森岡龍主演、渡辺謙作監督)

・「葛城事件」(三浦友和主演、赤堀雅秋監督)

・「HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス」(鈴木亮平主演、福田雄一監督)

・「星ガ丘ワンダーランド」(中村倫也主演、柳沢翔監督)

・「女が眠る時」(ビートたけし主演、ウェイン・ワン監督)

・「俳優 亀岡拓次」(安田顕主演、横浜聡子監督)

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2015年公開作(5本)

・「さようなら」(ブライアリー・ロング主演、深田晃司監督)

・「バクマン。」(佐藤健&神木隆之介W主演、大根仁監督)

・「HERO」(木村拓哉主演、鈴木雅之監督)

・「明烏 あけがらす」(菅田将暉主演、福田雄一監督)

・「寄生獣 完結編」(染谷将太主演、山崎貴監督)

2014年公開作(7本)

・「百円の恋」(安藤サクラ主演、武正晴監督)

・「まほろ駅前狂騒曲」(瑛太&松田龍平主演、大森立嗣監督)

・「近キョリ恋愛」(山下智久主演、熊澤尚人監督)

・「春を背負って」(松山ケンイチ主演、木村大作監督)

・「愛の渦」(池松壮亮主演、三浦大輔監督)

・「魔女の宅急便」(小芝風花主演、清水崇監督)

・「ジャッジ!」(妻夫木聡主演、永井聡監督)

2013年公開作(3本)

・「永遠の0」(岡田准一主演、山崎貴監督)

・「さよなら渓谷」(真木よう子、大西信満ら共演、大森立嗣監督)

・「まほろ駅前番外地」(瑛太&松田龍平主演、大根仁監督)

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2012年公開作(10本)

・「その夜の侍」(堺雅人、山田孝之共演、赤堀雅秋監督)

・「赤い季節」(新井浩文主演、能野哲彦監督)

・「アウトレイジ ビヨンド」(ビートたけし主演、北野武監督)

・「莫逆家族 バクギャクファミーリア」(徳井義実主演、熊切和嘉監督)

・「闇金ウシジマくん」(山田孝之主演、山口雅俊監督)

・「贖罪」(小泉今日子主演、黒沢清監督)

・「ヘルタースケルター」(沢尻エリカ主演、蜷川実花監督)

・「宇宙兄弟」(小栗旬&岡田将生主演、森義隆監督)

・「ライアーゲーム 再生」(松田翔太主演、松山博昭監督)

・「セイジ 陸の魚」(西島秀俊&森山未來主演、伊勢谷友介監督)

2011年公開(7本)

・「ヤクザガール 二代目は10歳」(荒川ちか主演、セルゲイ・ボドロフ&グカ・オマローワ監督)

・「一命」(市川海老蔵&瑛太主演、三池崇史監督)

・「オムライス」(木村祐一主演、木村祐一監督)

・「モテキ」(森山未來主演、大根仁監督)

・「同期」(松田龍平主演、入江悠監督)

・「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」(浅野忠信&堀北真希主演、佐藤英明監督)

・「漫才ギャング」(佐藤隆太&上地雄輔主演、品川ヒロシ監督)

2010年公開(4本)

・「名前のない女たち」(佐藤寿保監督)

・「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(松田翔太、高良健吾ら共演、大森立嗣監督)

・「告白」(松たか子主演、中島哲也監督)

・「BOX 袴田事件 命とは」(萩原聖人主演、高橋伴明監督)

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2009年公開(5本)

・「蘇りの血」(中村達也主演、豊田利晃監督)

・「クヒオ大佐」(堺雅人主演、吉田大八監督)

・「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」(松たか子&浅野忠信主演、根岸吉太郎監督)

・「蟹工船」(松田龍平&西島秀俊主演、SABU監督)

・「劔岳 点の記」(浅野忠信、香川照之、松田龍平ら共演、木村大作監督)

2008年公開作(2本)

・「R246 STORY」(浅野忠信らによるオムニバス映画)

・「ぐるりのこと。」(木村多江&リリー・フランキー主演、橋口亮輔監督)

2007年公開作(1本)

・「松ヶ根乱射事件」(新井浩文主演、山下敦弘監督)

2006年公開作(1本)

・「ゆれる」(オダギリジョー主演、西川美和監督)

2005年公開作(2本)

・「ゲルマニウムの夜」(新井浩文主演、大森立嗣監督)

・「隣人13号」(小栗旬主演、井上靖雄監督)

2004年公開作(3本)

・「血と骨」(ビートたけし主演、崔洋一監督)

・「ラブドガン」(永瀬正敏&宮崎あおい主演、渡辺謙作監督)

・「天国の本屋 恋火」(竹内結子&玉山鉄二主演、篠原哲雄監督)

2003年公開(3本)

・「赤目四十八瀧心中未遂」(大西滝次郎主演、荒戸源次郎監督)

・「さよなら、クロ」(妻夫木聡主演、松岡錠司監督)

・「青い春」(松田龍平主演、豊田利晃監督)

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まとめ

 デビュー作とされている「GO」は、出演してはいるものの、クレジットされていないようです。各年の公開本数を比較すると、最大は2011年の10本でした。2009〜10年あたりが売り出し期間で、最も忙しかった時期かもしれません。「現場にいることが一番幸せ」と言っていたくらいですから、非常に幸福な日々だったのでしょう。また大森立嗣監督は、長編デビュー作「ゲルマニウムの夜」(2005)で新井さんを主演に抜てきし、以後、度々起用してきただけに、一方ならぬ思いがあるかと思います。

 …とはいえ、出演作すべてが「もう二度と見られない」わけではありません。ソフトやVODなどでは変わらず見られますし、テレビ放送にしたって、小出恵介さんの「シン・ゴジラ」の例もあります。

 ただ、新井さんの“死んだ目が光る熱演”を再び見られる可能性は、限りなく低そうです。残念ですが、次に現れる新たな俳優に期待しましょう。